リンク集

2010年03月23日

ナノ技術を応用した小型脱塩装置、米MIT大開発



 3月22日は、世界的に進む水資源の汚染と水不足を考えるために国連が制定した「世界水の日」であった。世界各国でも、環境を通して水問題を考えるイベントが、市民団体により行われたようだ。

 今後、世界的な水の争奪戦すら起こる可能性も高まっている。

 昔から、豊富にある海水から真水をとりだす実験が行われてきた。実用化されたものも、経済面で、コストがかかり過ぎるという壁があった。

 今回、開発された装置は、コストの面でクリアできる可能性が高いもののようだ。

『ナノテクノロジーを応用して海水から塩分を取り除く小型脱塩装置を米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)の研究チームが開発し、国連(UN)が定めた「世界水の日(World Water Day)」の前日にあたる21日、科学誌「ネイチャー・ナノテクノロジー(Nature Nanotechnology)」で発表した。

 MIT電気工学・コンピューターサイエンス学部のハン・ジョンユン(Jongyoon Han)准教授らが開発した脱塩装置はまだ試作品の段階だが、清潔な水資源へのアクセスが限られている発展途上国などでの利用が期待されている。

 従来の脱塩処理は、含塩水をろ過して塩の分子を取り除く仕組みだが、大量のエネルギーを必要とするうえ、ろ過膜が詰まりやすいという欠点がある。このため、脱塩工場の大型化やコスト高、装置の固定化は避けられない。

 一方、原理証明試験段階にあるMITの脱塩装置は、荷電イオン電流がイオン選択膜を通過する際に起きるイオン濃度分極を利用して、含塩水内の荷電イオンと分子をろ過膜から遠ざける力を発生させるという仕組みだ。

 この装置では、含塩水から細胞やウイルス、微生物などとともに塩イオンが取り除かれ、脱塩した水のみが微小のマイクロチャネルを通過していくのだという。

 この小型装置による回収率は50%、つまり投入した含塩水の半分が脱塩される。また、脱塩時には99%の塩分を取り除くことができるという。さらに、エネルギー効率は、既存の最先端大型脱塩プラントと同等以上。

 ハン准教授らは現在、装置の特許を申請しているが、商業利用向けに同装置の大量生産が可能となるのは数年後となる見通しだ。』
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2010年03月18日

「舌で見る」 盲目の英兵、視覚障害者向けの画期的な装置



 視覚障害者に、視覚を他の刺激を媒介とした情報に変換して伝える装置については、わが国でも、実用化されている。
 問題は、変換情報を感じる人の感覚器官がどこになるかという点である。その部位によって、情報を判断することの難易が変わってくる。
 今回の英国で開発された装置は、舌で情報を解析する。そのためには、使用する視覚障害者の訓練がかなり必要で、熟練するまでは時間がかかりそうである。
 おでこで感じる装置を比べて、どちらが良いのだろうか。

『イラクで攻撃に遭い、失明したある英兵が、「舌で見る」ことを可能にする画期的な技術により、新たな人生を手に入れた。

 この兵士は、英北西部リバプール(Liverpool)出身のクレイグ・ランドバーグ(Craig Lundberg)上等兵(24)。2007年、バスラ(Basra)で任務中に携行式ロケット弾による攻撃を受け、両目の視力を完全に失った。 

 盲導犬に頼る生活を送り始めたころ、英国防省により、米国で開発された「BrainPort」なる装置の英国初の試用者に選ばれた。

 ユーザーは、小型ビデオカメラのついたサングラスをかけ、このカメラに接続された棒状の物体をくわえて使用する。装置は、画像を電気パルスに変換し、これを棒つきキャンディー状のプラスチック製の物体を乗せた舌に伝える。このとき、チクチクした感覚を味わうが、その強度により画像を解釈し、頭の中で周囲の様子を視覚化できる。ただし、画像を解釈できるまでには相当の訓練が必要だという。

 ルンドバーグ氏は今や、装置のおかげで、線や形を理解し、物をすぐに拾い上げることができるという。

 しかし、ルンドバーグ氏には、ヒューゴと名付けた忠実な盲導犬を手放す気持ちはないようだ。「ヒューゴをお役ご免にするなど、考えられない。僕は彼を愛しているから。これ(BrainPort)はもう1つの移動用機械に過ぎないよ」

 元米軍少将らが開発したこの装置はまだ試作の段階で、改良を加えたのち、視力を失ったほかの英兵たちにも導入されることが期待されている。』
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2010年03月04日

まるで素足、砂浜ウオーク専用靴ラテック製の5本指



 我々透析患者は、なるべく運動しろと言われる。また、最近は、透析導入の原因疾患の1位が続いている糖尿病性腎炎は、糖尿病の合併症だ。糖尿病は、生活習慣病として、今や、予備軍を含めると2000万人を超える状態となっている。この国民病も、やはり、食事療法と共に必要とされるのが適度な運動である。
 また、人口の高齢化により、介護人口も増えている。その中で、高齢者の転倒事故が無視できないものとなっている。運動能力とバランス感覚の喪失と、筋力の衰えが、ほんのわずかな段差でも転倒を招く。そして、恐ろしいことに、大腿部の骨折などが原因で寝たきりになり、やがて、廃用症候群から、認知症へと進むケースが少なくないのだ。

 以上のように、病人や高齢者以外も、運動が必要なのだが、いざ、適当な運動はいうと、ウオーキング位しか思いつかない。

 しかし、砂浜でウオーキングをすると、筋力アップや、バランス感覚を付けるのに有効だという研究結果が出ている。

 今回は、砂浜ウオーキングの効果を一層増す専用のラテックス製の靴の話題だった。でも、近くに砂浜がないので、残念だ。

『足や指の筋力や体のバランスを維持する能力を向上させるのに効果がある「砂浜ウオーキング」の普及を目指し、県立広島大学三原キャンパスの大塚彰教授(福祉工学)が作業用品メーカー「アトム」(竹原市)の協力で専用シューズの開発を進めている。国内外のシューズ業界では珍しい5本の足指が分かれたタイプで、素足に近い感覚の履きごこちになる。昨年から試作品をつくって改良を重ねており、今秋の商品化を目指す。

 砂浜ウオーキングは大塚教授が率いる研究グループが05年から広島県三原市沖の佐木島の砂浜海岸などで実験を重ねてデータを蓄積。その結果、平地と比べて歩きにくいことから短時間に効率良く足に負荷がかかるため、足の筋肉強化や足腰が弱るお年寄りの転倒を予防する効果も期待できることが分かっている。

 専用シューズはナイロンで編んだ靴下状の履物の接地面などを伸縮性に富んで手袋に使われる素材「ラテックスゴム」で薄く被覆。5本の足指で砂を踏みしめやすいようにする一方、砂に埋もれた貝殻などの突起物で足を切りにくく、夏場に太陽光に照らされて熱くなる砂浜で歩行しやすいよう工夫している。アトムの開発担当者らは24.5センチのサイズで試作品をつくって性能を検証しており、シューズのデザインや履いたシューズを足首に固定するベルトの研究を進めている。

 大塚教授は「シューズは子どもらの砂遊びや運動場での利用など様々な用途が考えられる」とし、「今後は砂浜ウオーキングにもレクリエーション的要素を取り入れて付加価値を高めたい」と話している。』(朝日新聞)
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2010年03月03日

呼吸運動で発電、携帯にも充電できる?ゴム開発 米大学



 以前、日本でも、足で踏むことで発電する物質を使った実験が駅で行われたことがあった。たくさんの人通りがある場所で、発電させようとするものであった。その後の経過は、どうなったのかは知らない。
 この圧力をかけると電気を発生する物質が圧電素子である。圧電素子は、ガス台の点火装置や圧力センサー等に広く使われているそうだが、材料が硬いセラミックなので、製造に高温が必要で、プラスチックやゴムの上には作れないとされる。

 今回、米プリンストン大などが、圧電素子をシリコーンゴムのフィルムの上に生成することに成功したとの報道がされた。
 そのことにより、各方面で、発電装置として利用できる可能性が高まった。
 『このフィルムは人間の体に埋め込んだりはり付けたりでき、呼吸や歩行の運動から得た電力で携帯電話や心臓ペースメーカーなどを充電することも期待される。専門誌「ナノレター」電子版に発表した。』

 『研究チームは最新の半導体製造技術を応用。高効率の圧電素子に使われるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の薄膜をシリコーンゴムの上に「印刷」し、圧電素子の性質を示すことを確認した。

 美容整形などに使われるシリコーンゴムは軟らかく安全で、体に埋め込んだりできる。チームは、実際に電力を取り出して携帯電話などを動かす実験を準備中だ。

 論文によると、人間が呼吸するときの肺の運動では1ワット程度、歩くときに足の底が床を踏む運動では67ワットほどのエネルギーが発生する。後者の1〜5%を回収できれば携帯電話程度は使えるという。』
 
 靴底に圧電素子を付けて、携帯電話の充電ができるようになれば便利なのであるが。
 それよりも、心臓のペースメーカーへの応用が出来る方が優先順位が高いだろう。
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2010年02月18日

液状化、泡のクッションで抑制、効果10年、新技術開発



 神戸淡路大震災から、今年は15年目。未だ、関東地方には大地震は起きていない。天気予報のように、1回の周期が何十年ともなると、データ不足は否めず、解析に必要な資料が不足することから、地震予報は実用化に至っていない。現在のところ、地震が起きた時に、どれだけ被害を最小のものにするかという、予防的対策しか有効なものは存在しないというのが現実であろう。
 
 地震の際に起こる液状化現象による建物倒壊に関しては、ビルなどの大規模な建物の工事の場合は、基礎工事の段階で、液状化対策をとることができる。しかし、一般の木造民家のような建物に対しては、現在建っている地盤の基礎工事をすることは、事実上不可能である。こうした一般住居の地盤に、一定の泡を含んだ水を注入することで、液状化を防止することが出来る可能性を示す技術が開発された。常識的に見ると、素人には、不思議な感じのする技術である。実用化されれば、費用面も安価に抑えられるそうだ。今後の実用化に向けての研究が期待される。

『阪神大震災や新潟県中越沖地震で建物被害をもたらした液状化現象を、地中に空気の泡を含んだ水を注入することで抑える技術を国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。少額の費用で済み、一度注入すれば10年以上、効果が続くと予測できることから、実用化に向けた研究段階に入っている。

 液状化は水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による水圧の上昇で一時的に液体のようになる現象。マグニチュード7級が想定される東京湾北部地震が起きれば東京都中心部や神奈川、千葉県などでは液状化で3万棟以上の建物が全壊するとの試算もある。

 阪神大震災のときの液状化被害を受け、オフィスビルやマンションなどの大きな建物は基礎工事の段階で液状化対策が取られるケースが増えているが、古い一戸建て住宅での被害が懸念されている。

 研究所は、深さ約20メートル相当の砂質地盤に阪神大震災相当の震動を与えて地中の水圧の変化を調べた。直径0.01ミリ程度の空気の泡を約15%含む水を注入したところ、水圧の上昇が液状化が発生する基準値より下に抑えられ、液状化は起きなかった。砂粒の間に入り込んだ泡がクッションとなり、水圧の上昇を防いだためだ。

 空気の泡を作るのは、ジェットバスで水を泡立てるのと似た仕組みで、泡が微小になると消えずに残るという。注入した水は地下にしみこむため、微小な泡が地盤に入り込む状態になる。

 庭に穴を掘り、住宅の下に泡を含んだ水を注入するといった簡単な技術であるため、古い一戸建て住宅の場合、建物の周囲から水を注入することで、建て替えることなく対策が可能になる。家屋が密集する地域で活用すれば、防災上の利点は大きい。

 実用化のためには、微小な泡をどれぐらいの範囲と深さに注入すれば十分な効果につながるのかの検証がさらに必要という。

 研究所の明石達生・都市計画研究室長は「住宅を使っての実証を経るなど、実用化にはまだ時間がかかるが、空気と水しか必要としない安価な工法だ」と話している。』(朝日新聞)
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2010年02月11日

植物人間との「会話」 fMRI使い脳活動検出



 植物人間と診断された患者の中にも、意識を持っている人がいることが分かった。近年、MRI等の装置で、脳の活動を画像化することが出来るようになった。今回の、研究結果も、こうした画像を分析することで、脳活動が検出される患者の存在が判明した。今後は、こうした患者の、生活環境を改善するために、本人の意向を聞き出すことが出来るだろう。しかし、身体が動かない患者は、生きていることをどう考えているのであろうか。

『交通事故や脳卒中などで脳が損傷し、意識がないと考えられている患者との間で、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)を使って「会話」することに、英国とベルギーの医療チームが成功した。声をかけても反応がみられないことなどから「植物状態」と診断された患者にも、意識がある可能性を示している。

 3日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版に論文が掲載された。

 医療チームは、植物状態またはそれに近い「最小意識状態」と診断された患者54人に「テニスボールを打つところ」「自宅の部屋を歩いているところ」をそれぞれ想像するよう口頭で指示し、fMRIで脳の活動を調べた。

 すると、多くの患者の脳は無反応だったが、5人だけは脳に障害がない健康な人と同じ反応を示し、意識があるらしいことがわかった。

 チームはさらに、交通事故で植物状態になった男性との会話を試みた。「兄弟はいますか」といったいくつかの質問に対し、「はい」ならテニスを、「いいえ」なら自宅を想像するように指示したところ、男性は正しく回答した。

 今回の研究から、植物状態の患者との間で一定の意思疎通ができる可能性が示されるが、治療の継続を望むかどうかを患者に尋ねたりすることには、倫理的な課題もありそうだ。

 「全国遷延性意識障害者・家族の会」のウェブサイトによると、日本で植物状態の患者は1万5千〜2万7千人と推定されている。 』
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2010年02月09日

静電気パチッ、ひと冬に115回 1人平均 民間調査



 静電気といえば、小学校の理科の時に習ったことを思い出す。それに、よく、下敷きを頭の毛でこすって、生前気を起して遊んでいた。髪の毛が逆立つのを楽しんだり、紙の小片を吸いつけたりしたものだ。
 この遊びの時の静電気は、特に身体に対するが打撃は問題とならない。

 しかし、今の季節、ドアのノブに触って、パチッと電撃が身体に感じたりして驚かされることが起こる。冬の乾燥した時に多いのだろうか。身体に大きなショックを与えるものではないが、不快な現象である。

 この冬の日のびっくり静電気について、民間の気象会社が面白い調査をした。全国的に見ると、1人当たり、ひと冬に115回平均となるようだ。僕の場合は、ほとんど、電撃の経験はないのであるが。

『空気が乾燥し、静電気が気になる季節。人は冬の間に何回、パチッと感じるのか。ウェザーニューズが全国の約5千人に調査した結果、1人平均115回だった。

 感じた回数と湿度の推移とを調べ、湿度の高低を考慮に入れながら3カ月分を推計した。都道府県別では乾燥した太平洋側が多く、雪が降る日本海側が少ない。

 年齢・性別で見ると、最も多いのは20代女性の147回、最も少ないのは60代以上の男性の60回。担当者の「若い女性は髪の毛をとかす時に多い」との答えに納得?

     ◇

◆多い県

(1)高知 226回

(2)群馬 181回

(3)栃木 177回

◆少ない県

(45)新潟  64回

(46)秋田  57回

(47)福井  54回 』

 このニュースを見ると、115回は多いように思えたが、各県で、ばらつきがあるということだ。でも、高知県は、何故多いのだろうか。
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2010年02月02日

米国、月有人探査計画中止、オバマ大統領発表



 21世紀は、予想では、もっと宇宙開発が進んでいたのではないか。子どもの頃に夢見た新世紀には、火星への冒険も可能になっていたはずなのだが。

 現実は厳しかった。要するに、費用がかかり過ぎるのである。今、地球のはるか上の軌道上の宇宙ステーションですら、その維持に多くの費用を要するのである。そのため、国民に対して、宇宙飛行士らが、パフォーマンスを繰り返している。それも予算獲得のためである。

 有人による月面探査計画などは、経済面から費用を考えた場合は、トンデモない計画でしかないのである。かくて、夢は現実に負けてしまった。
 
 当面は、地球に費用を投じる方が優先されるご時世なのだ。

『オバマ米大統領は1日に発表した11会計年度(2010年10月〜11年9月)予算教書で、20年までに月有人探査を目指す航空宇宙局(NASA)の計画を打ち切ることを明らかにした。

 アポロ計画以来となる月有人探査は、04年にブッシュ前大統領が発表した新宇宙戦略に基づく「コンステレーション計画」の柱だった。だが、次世代ロケット「アレス」の開発経費が膨らむなどし、実現が危ぶまれていた。

 ホワイトハウス行政管理予算局(OMB)のオーザッグ長官は会見で「NASAの研究の軸足を、火星有人探査も視野に入れた長期的な技術開発に移す」と述べた。

 月有人探査は、1972年、アポロ17号の2人の飛行士が月面に立ったのが最後。

 国際宇宙ステーション(ISS)は運用を延長する。現在、ISSは予算上、15年までしか計画はないが、20年ごろまでは運用の見通し。風船のような構造物を設置して飛行士の居住空間を増やすことなどが想定されている。スペースシャトルの退役は11年までとし、その後は、民間のロケットも活用するとした。 』(朝日新聞)
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2010年01月27日

宇宙人の存在に関する科学者会議、英国王立協会が主催



 かつて、地球に未知なる世界がまだ多かった時、神々や異形のものたちは、そこに存在すると考えられていた。ある時は、山の頂上に、ある時は海や空の彼方に。しかし、世界から秘境が次々と消えるにつれて、神もそうした世界からやってくることもなくなった。
 それに代わって、今度は、宇宙の彼方から何者かがやってくるという新しい神話が登場した。ロズウェルをはじめとする宇宙人神話が。UFOが、いつの間にか、空飛ぶ円盤や宇宙船と勝手に理解する人々が登場した。そして、宇宙人の姿も、宇宙戦争のタコ型宇宙人から、最近は頭でっかちで、手足が細く、眼が大きいステレオタイプの宇宙人へと変遷していった。

 さて、科学的にみた場合、宇宙人の実在はどう理解することができるかという会議が、大真面目に開かれた。英国王立協会の創立350周年記念のイベントで、25日に、2日間の日程でロンドンで開催された。

 ニュースでは、様々な科学者の意見が紹介されていた。

 なお、会議の目的は、地球外生命体の存在の有無について結論を出すことではなく、その探索における現在位置を確認し、発見が人間社会に及ぼす影響について推測することにあるということだ。

 米ジョージ・ワシントン大学の宇宙化学者、パスカル・エーレンフレント氏:「地球上の生命は、星間空間に漂う炭素分子とちりにより誕生した可能性がある。そうだとすれば、生命の基本的な構成要素は、天の川銀河やその他の銀河の惑星系にまで拡散されているはずだ」。

 協会のマーティン・リーズ会長:現代科学の無知を認めることが不可欠だと強調。「地球上の生命がどのようにして始まったのかも解き明かされていないなかで、生命体が地球外にもあるのか、どこにあるのかを断言することなど到底できない」

 『その一方で、強力な軌道望遠鏡などの新たな天文学ツールが、太陽系外惑星を発見しつつある。1995年以降に発見された系外惑星は400個を越えており、その数は急速に増えつつある。』しかし、これまでの所、地球に似た星は見つかっていない。我々は、まだ、宇宙では孤独な存在なのかもしれない。

 『一部の科学者は、ハリウッド映画における、「人の姿に似ており」「怒りや愛といった人間的な感情を持っている」といった宇宙人描写に異議を唱えた。』これは、妥当な考えだろう。映画で描かれるのは、人間の願望の表れに過ぎないのだから。


 カリフォルニア大学デービス校の社会心理学者、アルバート・ハリソン氏:「地球外生命が存在する場合、最初に発見されるのは顕微鏡でしか見えないような微小な生命体だろう」。可能性が高い話である。

 英ケンブリッジ大学のサイモン・コンウェイ・モリス教授:「生命の誕生は偶発的な出来事だったというのがわたしの意見。生命は地球上にだけあるもので、地球外には何も存在しない」。案外、これが真実かもしれない。だから、我々人類は、この貴重な星の環境を守る必要があるのだ。

 『モリス教授はまた、高度な知能を持った宇宙人が人類に接触したがっていると仮定して、「彼らがスピルバーグ映画に出てくるように、かわいらしく、親切で、賢明であると思い込むべきではない」と警告した。

「彼らはアステカ族のように攻撃的で、非常に不愉快な存在かもしれない。(宇宙人はいないという)わたしの考えが間違っていて、(宇宙人が)電話をかけてきた場合、何があっても受話器をとってはいけない。『ハロー』と言わない方が良かったとあとで後悔するかもしれない」』
 面白い考え方だ。この辺は、お話として聞くものだから。

 さて、地球外生物が発見される前に、人類が自らの愚かな行為で、滅亡しなければ良いのであるが。
 
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2010年01月14日

大豆のゲノム分析に成功、バイオ燃料には使わない方がいい



 世界の主要作物であるコメ、トウモロコシ、ブドウのゲノムは既に解読されている。昔は、時間をかけ、交配により新品種を作出していた。今や、人間にとって都合のよい作物が遺伝子操作により作り出される時代となった。しかし、未だ、遺伝子操作によって作出された作物の人間に対する安全性などの影響や、自然界の生物への影響については、論争が続いている。
 今回、こうした作物に続き、やはり、主要作物である大豆のゲノム分析に成功したというニュースが報じられた。この論文は13日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。収量の多い品種や害虫に強い品種の開発にはずみがつくことが期待されるとされるが、安全性に関しては保留しておいた方がいいのであろう。

 ニュースでは、論文の内容について次のように紹介している。

 『米国を中心とする18の研究機関が15年計画で解析を行っているもので、DNA二重らせん構造の「横木」にあたる「塩基」の数は11億対であることが判明。うち85%の解析が終了した。

 これまでに4万6000種以上の遺伝子を特定したが、この中には水や日光、二酸化炭素、窒素、無機物をエネルギーとタンパク質に変換するのに関わっている遺伝子も含まれている。

 重要な発見の1つが、大豆の収量を80%も減少させるアジア大豆さび病への抵抗力を与えると考えられる遺伝子の発見だ。

 そしてもう1つは、脂質代謝に関係する1000以上の遺伝子が特定されたことだ。これらの遺伝子を操作することで、大豆油の収量を上げ、バイオディーゼル燃料としての用途を増やすことも可能になってくるという。』

 作物をバイオ燃料にすることは、やめた方がいいだろう。世界の食糧問題が解決されない状態で、バイオ燃料への転用は、穀物相場の高騰や、貧困化に拍車をかけることになる。食べ物は、燃料の原料にしない方が良い。日本で研究しているように、廃材や水草などから燃料を取る研究を進めるべきである。
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2010年01月06日

イチゴガニ?、新種の蟹、台湾で発見



 今でも、時々、新種の生物の発見がニュースに載ることは珍しくない。まだまだ、地球上には、未知の生物がたくさんいる可能性がある。
 その一方で、人間により滅ぼされる生物もいる訳で、その面では、人間は生物の多様性を破壊している。

 さて、今回、台湾で発見された体調2.5cmほどのカニ、鮮やかなイチゴ色と水玉模様、ずいぶんと派手なカニなのに、今まで見つからなかったというのは意外な話である。
 発見されたのは、たったの2匹であるが、どこかに彼らの楽園があるのであろうか。
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2010年01月05日

6年目迎えた火星探査車スピリット、立ち往生で停止間近か



 はるか遠くの火星で、調査を続けてこの3日で6年目に当たる米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「スピリット(Spirit)」が、現在、火星の土砂に車輪を取られ立ち往生しており、まもなく活動停止に追い込まれる可能性があると報道されました。
 火星に水があった可能性を示す痕跡を発見するなど、活躍を続けたスピリットは、当初予想されていた稼動期間3か月を大きく超えて活躍してきましたが、4月に火星南半球にあるクレーター「トロイ(Troy)」の縁にひっかかり、動かなくなってしまったということです。

 『車体重量180キロを支える6個の車輪のうち右前輪は、おそらく部品消耗が原因で2006年に故障しており、その後スピリットは残る5個の車輪で活動していた。

 スピリットを脱出させようという試みはこれまでのところすべて失敗している。最近では11月にも脱出を試みたが、この際、右後輪も壊れてしまった。

 動きを奪われたまま、スピリットの動力源であるソーラーパネルには火星の砂やちりが積もりつつあり、バッテリーのチャージが困難になっている。そうしたちりを風が吹き飛ばすか、なんらかのエネルギー噴射ができれば、日当たりのよい方向にパネルの向きを変えられるのだが、NASAのウェブサイトによると、火星の夏至である5月までは日照時間も減る一方だという。

 このことから「火星の冬」の間にスピリットは電力不足で、活動できなくなるかもしれない、とNASAは発表している。』

 以上のようにニュースでは紹介していますが、残念な話ですね。
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2010年01月03日

タランチュラの飼育に注意



 日本でも、サソリやタランチュラを飼育している人がいる。
今回のニュースでは、タランチュラの飼育におけるリスクを報じている。
 『もしもタランチュラを間近で観察したいのならば、ガラスごしか、または眼鏡をかけて見た方がよいだろう』、こんな警告が発せられている。タランチュラに咬まれることではなく、接近して観ることの危険についてである。

 被害に会ったのは、イギリスの青年。『2009年2月、リーズのセント・ジェームズ大学病院に、片方の目を真っ赤にした男性が現れた。3週間にわたって刺すような痛みがあり、目はうるんでおり光に過敏になっていたという。

 治りにくい結膜炎にかかっていると判断した医師らは抗生剤を処方したが、症状の回復はみられなかった。高倍率レンズで再検査したところ、男性の角膜に非常に細い毛のような突起物が刺さっているのがみつかった。そこで初めて、男性は目の痛みが気になる直前に、ペットのクモと接触していたことを思い出したという。

 この男性は、こぶし大の「チリアン・ローズ・タランチュラ」を自宅で飼育していた。ある日、飼育槽のガラスにこびりついた汚れを清掃している際に、ふと振り返って、こぶし大のペットのタランチュラと間近で目があったという。』

 つまりは、タランチュラは、多数の毛を放出して攻撃することがあるというのだ。男性は、まともに攻撃を食らったものの、ミクロレベルでの攻撃だったので、気がつかなかった。男性の症状は局所ステロイドで改善されたものの、男性は、09年8月の時点でもまだ不快感を訴えていたと、報じられている所をみると、かなりの打撃のようだ。

 教訓。「タランチュラを飼育している人は、タランチュラを取り扱う際に常に目の保護をするように」。
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2009年12月29日

1秒間に30回、空中で羽ばたく「ハチドリ型ロボット」千葉大が開発



 人間がロボットを製作する時に、自然界の生物の動きが参考になることが多い。
 今回、開発されたロボットも、実際の生物から着想を得たロボットの開発が専門の千葉大学の劉浩教授らのチームによるものだ。

 超小型モーターによって1秒間に30回という高速で羽根を動かし、空中で羽ばたくことのできる「ハチドリ型ロボット」だそうだ。

 世界一小さなハチドリとほぼ同じ大きさで重さは2.6グラム、翼は4枚。搭載している赤外線センサーによって上下左右に向きを変えたり、回転翼を使った8の字飛行はヘリコプターよりも安定しているという。

 開発には2億円以上かかったという。事業仕分けの人も、よく、科学予算の事を考えて下さい。日本は、資源がない分、科学技術立国として生きて行かなくてはならないのだから。

 このロボットは、倒壊した建物に閉じこめられた人の救助作業や、警察の犯罪者追跡、さらには火星探査などでの使用が期待されていると報じられているが、僕らが子どもの時に鉄腕アトムを見て想像した21世紀は、現実より進んでいたのかな。
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2009年12月08日

日本列島もくっきり、光の世界地図



 米航空宇宙局(NASA)のウェブサイト「Earth Observatory」で公開された光の世界地図では、我が日本列島がくっきりと映し出されています。
 防衛気象衛星計画(Defense Meteorological Satellite Program、DMSP)のオペレーショナルラインスキャンシステム(Operational Linescan System、OLS)をデータを利用した地図だそうです。

 地球という星は、人類が出現する前は、夜は暗い星だったんですね。ということは、人類は、大量のエネルギーを消費する地球上の生物ということで、地球にとっては、あまり好ましい存在ではないのでしょう。
 
 とはいうものの、これからのクリスマスシーズン、日本の一般家庭でも、クリスマスのイルミネーションに励んでいる所が最近は増えているのでしょうか。
 派手に庭の光のデコレージョンを競っている一帯もあるようです。
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2009年12月05日

ソーラー飛行機試作機、商用化目指して空を飛ぶ



 エコ関連ニュースである。自然エネルギーとしての太陽エネルギーのみを使うソーラー飛行機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」の試作機の飛行実験が3日に、開発国のスイス・チューリヒ近郊で行われ、短時間ではあるが、滑走路の上空約1メートルを400メートルほどの初飛行に成功したそうだ。でも、まだまだ、力不足の感。

 1人乗りの試作機の構造について、ニュースは『翼幅はエアバスA340型機と同じ63.4メートルもあるものの、重量は1600キロと中型車程度』と紹介している。

 夜間飛行は、当然、太陽に頼ることが出来ないので、4個の電気モーターとバッテリーも装備されているそうだ。

 地球にやさしい飛行機の開発のニュースでした。

 なお、夜間も含めた初の36時間ノンストップ飛行が、来年春にスイスで計画されており、2012年には世界5都市で飛行実験を行う予定だ。うまくいくといい試みです。
posted by トッペイ at 01:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

ガソリンから発生したガスを吸い込んだ実験用ラットはより攻撃的になる



 エジプト・カイロ大学の研究者が24日に発表した研究結果は興味深かった。

 ニュースでは、次のように紹介している。

 『カイロ大のアマル・キナウィ(Amal Kinawy)氏は、実験用ラットを3つのグループに分け、それぞれ清浄な空気、有鉛ガソリンから発生したガス、無鉛ガソリンから発生したガスにさらす実験を行った。

 ラットを解剖して調べた結果、ガソリンから発生するガスにさらされたラットは脳の3つの部分で主要な神経伝達物質に大きな変動がみられた。さらに、無鉛ガソリンから発生したガスにさらされたラットの脳細胞は、フリーラジカルと呼ばれる分子によって損傷を受けたような状態になっていたという。

 また、特筆すべきは、有鉛・無鉛に関係なくガソリンから発生するガスにさらされたラットは、清浄な空気の中にいたラットよりも行動が攻撃的になり、実際に攻撃することも増えたという。』

 そうした研究結果から推測されることは、都市の人間は、自然と、攻撃性が増すということだ。なんせ、何時も、排気ガスを吸っている状態なのだから。

 このニュースで、驚いたことがもう一つある。発展途上国では、気分高揚のために、意図的にガソリンを吸うというケースがあるということが。
 
 文明化が、人間に攻撃性をもたらすとしたら、悲しいことである。
posted by トッペイ at 01:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月11日

ヒトゲノムの立体構造を解明、米科学者チーム



 生物学も、遺伝子レベルの解明が進んでいる。DNAが二重らせんの構造であることが分かったのは、そんなに昔の事ではない。
 我々の細胞内の核は、直径100分の1ミリメートルほどの大きさであるが、この中に二重らせん構造がどのように収まっているのかは、まだ、解明されていない。一つの細胞内のゲノムは延ばすと2メートルにも及ぶという。
 そうした疑問を解明するための出発点となるべきヒトゲノムの立体構造の解明に成功してとの米科学者の論文が発表された。
つ1つのヒトの細胞は、膨大なDNAをいかにして詰め込んでいるのか――。その謎を解くべくヒトゲノムの立体構造を明らかにしたとする米科学者チームの論文が、8日の米科学誌「サイエンス(Science)」に発表された。

 方法論や、DNAの構造については、ニュースに書かれているが、「フラクタル」概念など、専門的な記述も見られ、専門外の我々が、理解するのは、かなり難しい。学問の進歩を読み解くためには、学習の必要がありそうだ。読書の秋、理系の本も読むように心がけるようだ。
posted by トッペイ at 13:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

2036年に小惑星アポフィスの衝突の確率下がる



 小惑星が地球に衝突するというのは、絶好のSF小説や映画の題材であった。
 しかし、この広い宇宙、そうした危機が皆無とはいえない。

 2036年に地球に衝突する可能性があると指摘されてきた小惑星アポフィス(Apophis)について、米航空宇宙局(NASA)は7日、衝突の確率を大幅に下げたそうだ。

 この小惑星は、ニュースによれば、直径270メーでサッカー場の2.5倍程度の大きさだそうだ。2004年にその存在が発見され、地球に対する脅威が指摘されて大きな注目を浴びていた。まあ、知らなければ、脅威とはならないのであるが。

 NASAではこれまでの衝突の確率を「4万5000分の1」としていたが、新しい測定法とデータによる計算では25万分の1に下げた。

 でも、確率というのは、結果からみた場合は、0%か100%しかないのであるが。2036年までに、僕が生きている確率はどれくらいなのかだろうか。
posted by トッペイ at 01:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

女性型ロボットが歌声披露、音声合成技術を搭載 シーテック



YAMAHAが開発した、歌うロボット。
いよいよ、ロボットも人間に近いものが開発されてきた。
いずれ、テレビの音楽番組で、ロボット歌手の登場もありうるかも。
posted by トッペイ at 00:42| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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