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2010年04月16日

叩かれた回数の多い子どもは暴力的に育つ、米研究



 最近、目立つようになったのが、児童虐待である。昔は、表に出なかったケースもあるので、単純に現代社会で増加していると断定はできないが、深刻な社会問題となっている。
 虐待を受け、心に傷を受けた子どもには、精神的なサポートも必要とされる。それと同時に、虐待をする親に対しても、カウンセリング等の支援が必要であると指摘されている。
 虐待、暴力は連鎖する傾向があり、その親も、子ども時代に自分の親から虐待を受けていた可能性があるのだ。こうした連鎖は、断ち切らない限り、次の世代にも続いていくことになる。

 今回の米国の研究も、そうした暴力の連鎖に関係するものである。

『3歳のころに頻繁にたたかれた経験をもつ子どもは、5歳時には攻撃的な性格になる傾向が強い――。こうした研究結果が12日、発表された。

 この研究結果は、たたかれた経験がある子どもはIQテストで低い点数しかとれず、頻繁にたたかれることは不安症や行動障害などに関連しているとされていることや、暴力的または犯罪的行動やうつ、アルコールの過剰摂取などのリスクが高まるといった、これまでの研究を裏付けるものだ。

 米テュレーン大学(Tulane University)公衆衛生学部の研究チームは、全米で3歳児をもつ2500人の母親を対象に調査を行った。そのうち半数近くの母親が、過去1か月に子どもをたたいていないと回答。一方で、27.9%が1〜2回たたいたとし、26.5%が3回以上たたいたと回答した。

 2年後に再び調査を行った結果、頻繁に子どもをたたいていたと回答した母親の子どもは、口論する、叫び声を上げる、けんかする、物を壊す、残酷になる、いじめを行うなど、より攻撃的な性格になっていたという。この結果は、家庭内暴力や親のストレス、うつ、薬物・アルコールの使用などの潜在的な交絡因子を考慮に入れた上でも当てはまったという。

 米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)は、いかなる理由であっても子どもをたたくことには強く反対しており、子どもが望ましくない行動をとったときにはタイムアウト(反省させるために、部屋などでしばらくの間静かにさせておくこと)や、子どもが好きなこと(ビデオゲームや携帯電話の使用など)を禁止すること、おもちゃを片付けなければおもちゃを取り上げるなどの方法を薦めている。

 この研究結果は、小児科専門誌「Pediatrics」の5月号に掲載される。』
posted by トッペイ at 02:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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