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2010年03月30日

生物農薬の失敗 猛毒ガエル殺処分して肥料に オーストラリア



 害虫駆除に対しては、農薬を使わずに、天敵などの害虫を食する生物農薬を導入することも少なくない。わが国でも、かんきつ類につくカイガラムシ駆除のために、べダリアテントウを外国から導入するなどの試みがなされてきた。外来種の導入が、国内の生態系を壊すことがなければ、有効な方法となりうる。
 しかし、失敗というケースもありうる。
 今回のニュースでは、かつてコガネムシ駆除のために、外国から導入された猛毒のカエルが、その毒性の強さから、多くの生物の命を奪う被害をもたらし、本格的な駆除が行われるという内容のものであった。カエルの結末は、農業用の肥料ということであるが、自然界のコントロールを人間がすることは、如何に困難な事であるかの証明になるような報道であった。

『オーストラリアで過剰繁殖している猛毒性のカエル、オオヒキガエルの一斉駆除が28日、クイーンズランド(Queensland)州で行われた。捕獲されたカエル1万匹は凍らせて殺した後、農業用肥料にするという。

 同州でのオオヒキガエルの一斉駆除は今年で2年目。計画した団体「トッド・デー・アウト(Toad Day Out)」のリサ・アーレンズ(Lisa Ahrens)さんによると、捕獲されたカエルは約1万匹、重さにして1トン相当に上りそうだ。

 オオヒキガエルは頭の後部に毒腺をもち、その効果はヘビやクロコダイルを死に至らせるほどの猛毒で、ペットが殺される事例も多く、オーストラリアでは有害な生物として扱われている。

 今回の駆除作戦では前夜、人目につくところへ出てきたオオヒキガエルと思われるカエルを集めてビニール袋に入れ、冷蔵庫に一晩置くよう住民に呼び掛けた。そして低温で仮眠したカエルを翌日、作戦の呼び掛けグループがオオヒキガエルかどうか識別した。こうしてオオヒキガエルだけを集め、今度は冷凍庫で「人道的に」殺した。死がいの大部分は、これまでオオヒキガエルに悩まされてきたサトウキビ農家のための肥料の原料とされる。

 オーストラリアでオオヒキガエルは外来種で、コガネムシの過剰繁殖を防ぐため、1930年代に意図的に輸入されその後、何百万匹にも増えた。何でも食べて繁殖力も生命力も強く、これまでに車でひき殺したり、クリケットのバットで打ち殺すなど、さまざまな駆除方法が試されてきたが、ことごとく失敗してきた。』
posted by トッペイ at 01:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 生物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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