人間にとっては、何時までも続くと思われる身体の痛みはつらいものである。
今回のニュースは、慢性的な首の痛みをレーザー治療で緩和できるという研究報告についてのものであった。
ニュースの概要は次の通り。
『この療法は「低出力レベルレーザー治療(low-level laser therapy、LLLT)」と呼ばれるもので、ごく弱いレーザー光を照射することで、細胞組織を回復させたり痛みを和らげたりすることが可能だという。
オーストラリアのシドニー大学の研究チームは、LLLTの治療で症状がどれほど緩和されるかについて無作為化した臨床試験を16回実施した。被験者は2つのグループに分けられ、半数は本物のLLLT治療を、残る半数はLLLTに似せたニセの治療を受けた。これは、医学上のエヴィデンスを得るために使われる手段である。対象となった患者は合計で820人にのぼった。
5回の臨床試験では、LLLT治療を受けた被験者グループはそうでないグループより、痛みが緩和されたという人が約4倍も多かった。11回の臨床試験では痛みの強さを詳しく調べたところ、LLLT治療を受けた被験者グループでは、最初の痛みを100とした場合、痛みが80程度にまで軽くなり、痛みが緩和された状態が最大で22週間続いたという。』
何故、治療効果があるのかはよく分かっていないようだが、副作用が少ないことから、運動療法との併用が勧められている。
なお、10〜24%の人が慢性的な首の痛みに悩んでいるとの数字も紹介されている。



