今、日本では、臓器移植法の論議が国会でされているが、子どもの臓器提供という多分にメンタルな面を含んだ問題故に、法案成立は微妙なものとなっている。
近い将来、万能細胞による再生医療が具体的に利用可能となる時代が来れば、もはや、臓器移植の必要性は大幅に減少することになる。
我々透析患者も、再生医療が適用できれば、失われた腎臓を再生することができ、腎移植や人工透析の問題から解放されることになる。
しかし、今までに作成されたiPS細胞は、ガン化や遺伝子変異の危険性が指摘されていて、再生医療の発展を拒む大きな壁となっていた。
今回、米研究機関「Stem Cell & Regenerative Medicine International(幹細胞と再生医療に関する国際研究所)」とハーバード大学(Harvard University)が28日に発表した「皮膚細胞から安全に幹細胞を誘導する方法を開発した」とニュースは、再生医療に希望をもたらすものであった。来年半ば頃までに臨床実験を開始したいという意向だが、もし、臨床実験で、細胞変異のリスクがないことが証明されれば、万能細胞の臨床用途としての可能性が一段と高まることになる。
再生医療の実用化を待っている多くの患者がいる。いずれは、臨床医学の現場に登場することは間違いないのだろうが、問題は時間である。一日も早い成功を祈っている。
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